2021年6月 学習会後記

6月の学習会は「交通のリ・ローカリゼーション」ということで、自動運転を取り上げてみました。 残念ながら、参加者はいらっしゃいませんでした。

地域公共交通の衰退は、高齢者や身障者の方にとって特に深刻な問題になっています。 ただ、公共交通は不特定多数の方々を対象としたものなので、広い年齢層の方々にご利用頂けるものでなければなりません。 事業の持続性を考えると、人口減少(潜在的利用者の減少)も大きな問題です。

そもそも、移動しなければ生活できない住環境に問題があり、生活に必要な社会資源を一か所に集め、その周囲に住民を集めた町づくりを行うという考え方もあります。

たまたま、つけていたTVから流れていたのは、口蹄疫を描く舞台の映像でした。 コロナ禍にあって、他人事から私たちの事と捉えることができるように、半歩でも考え方を進めて欲しいといった声が聞こえてきました。

また、戦後大きな被害となった福井地震の映像では、過去に犠牲となった方々が礎となり、今の私たちがあることを忘れないで欲しいという生存者の方の声に、私もそのように心掛けて余生を送っていますと声を返したくなる思いでした。

過去は過去であり、単に過ぎ去った事実であることに異論はありませんが、過去がなければ現在は存在しません。 そして現在がなければ未来を語ることもできません。 そのような時の流れを、トランジション・タウン 九十九里町にも取り込んでいきたいと考えています。

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